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我咧食《パン》 
ミクストメディア _ サイズ可変('16-)

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  大正以来食パンは米並びに日本の主食として広げられた一方ビニール袋の開け閉めの役割を担う「金色のあれ」は世間一般に忘却されがち。パンの語源を遡ると、グローバルネットワークを築き上げられるほどの膨大な知識量に圧倒される。『和漢三才図会一〇五』の饅頭の条に、「蒸餅即饅頭無餡者也、阿蘭陀人每日用一箇為常食、彼人呼曰」(訳:蒸餅は即ち餡のない饅頭であり、オランダ人は毎日一つを食べており、波牟(パン)と称する)と書いてあるpanepainpâinepanpānpenpapháng麵包빵麺麭波牟蒸餅麦餅麦麺焙菱餅素麵包mien bau。母系遺伝のミトコンドリア・イブと父系遺伝のY染色アダムのと同様、コムギにも受け継いできた遺伝子が葉緑体内に存在している。にも拘らず、金色念体は薄っぺらく存在する。ポルトガル語の「Pão」から「パン」までの意味合い的取捨選択も伝播のルーツと、伝達中に発生したずれが終にどの時空間にも属せない。けれどうまい。

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